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プロフィール

  • © Opera Australia

    2021年にオペラ・デビュー30周年を迎える中嶋彰子は、今までに52の主役級オペラロールを上演した、国際的ベテラン・ソプラノ歌手である。北海道生まれ。15歳で渡豪し、シドニー大学・音楽院を卒業。1990年、全豪オペラ・コンクールで優勝し、同年、シドニーとメルボルン、両オペラハウスでオペラ・デビューを果たす。92年、イタリア・ナポリのサン・カルロ劇場にてオペラ『ラ・ボエーム』のムゼッタ役で欧州デビュー後、同年、オーストリアでインスブルック国際バロック音楽祭に出演。中嶋がタイトルロールを歌ったヘンデルのオペラ『アルチーナ』が、欧州放送連合より92年度最優秀賞を受賞する。以後活動拠点を欧州に移し、インスブルック・チロル歌劇場、ダルムシュタット歌劇場(ドイツ)と専属契約を結ぶ。

    その後、スイス、イタリア、オランダ、デンマーク、フランス、スウェーデン、オーストラリアの劇場に活躍の場を広げるが、中でも、映画監督バズ・ラーマン演出による96年のシドニー・オペラハウス公演『ラ・ボエーム』の魅惑的なムゼッタは高い評価を得、大きな注目を集める。99年にはダルムシュタット歌劇場でのオペラ『ランメルモールのルチア』でセンセーショナルなルチア役を演じ、ドイツ有数のオペラ誌「オーパンヴェルト(Opernwelt)」の最優秀新人賞にノミネートされる。同年ウィーン・フォルクスオーパーの専属歌手となり、『椿姫』、『魔笛』のパミーナ役、『愛の妙薬』アディーナ役、ストラヴィンスキー『道楽者のなりゆき』アン役などで出演。卓越した歌唱力と演技力、そして自由で華やかな存在感で圧倒的な人気を獲得する。2007年ハンブルク州立歌劇場デビュー。同年末にはサンディエゴ交響楽団との共演でアメリカ・デビューも果たす。

    © Volksoper

    オペラ以外では、ロリン・マゼール、ヘルベルト・ブロムシュテット、小沢征爾、チョン・ミョンフン、大野和士、ハインリッヒ・シフら名指揮者のもと各国のオーケストラと共演している他、ウィーン芸術週間、スポレート、ブレーゲンツ、ミュンヘン・ビエンナーレなど著名な国際音楽祭にも出演している。

    日本では、99年シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団との共演、フォーレ「レクイエム」で本格的な活動をスタート。NHKニューイヤーオペラコンサート、NHK総合番組「名曲アルバム」出演などのテレビ出演、国内の多くの交響楽団の客演の他、新国立劇場『ウェルテル』ソフィー役、『フィガロの結婚』スザンナ役、『コシ・ファン・トゥッテ』デスピーナ役、『こうもり』アデーレ役、『ラ・ボエム』ムゼッタ役、日生劇場『後宮からの誘拐』、『利口な女狐の物語』、びわ湖オペラ『ラ・ボエーム』、あいちトリエンナーレ2010プロデュースオペラ『ホフマン物語』ジュリエッタ役、千住明作曲新作オペラ『滝の白糸』、2017年東京、金沢、高崎、大阪の4都市で上演された全国共同制作プロジェクトのオペラ『蝶々夫人』にタイトルロールなどに出演する。

    ウィーン・プライザー・レコーズ社よりリリースされた歌曲集『ラ・パストレッラ』(PR90647) は2005年度ドイツ批評家大賞にノミネートされたほか、その他のソロCDアルバム、オペラ・アリア・デュエット集 『女の肖像』(PR90691)、世界初録音を豊富に取り入れたアリア集『愛の喜び』(CDS556)、ウィーン楽友協会録音のオペレッタ歌曲集『ウィーンわが夢の街』(GRML98908 )も好評を博している。

    2013年に現在の一般財団法人群馬オペラアカデミー「農楽塾(のうらじゅく)」を成立。「農」と「音楽」を組み合わせた斬新なコンセプトの合宿型オペラアカデミーを設け、海外の著名な指導者達と共に次世代の育成に力を入れている。2012年からは脚本、演出、企画プロデュースも手掛け、2017年にはスイスのシオン音楽祭にて舞台作品『夢幻能: 月に憑かれたピエロ』をプロデュース&主演、2019年には笠松泰洋作曲オペラ「人魚姫」をウィーンのダス・オフシアターにてプロデュース&演出する。

    第14回「出光音楽賞」受賞。AMATI所属アーティスト。ウィーン市立音楽芸術大学(MUK)舞台芸術学部声楽/オペラ科独唱専攻教授。2020年よりウィーン墺日協会音楽監督。一般財団法人群馬オペラアカデミー「農楽塾(のうらじゅく)」総監督。ぐんま観光特使。

    ホームページ: www.akikonakajima.org

    所属事務所AMATI: www.amati-tokyo.com

    農楽塾オフィシャルサイト: www.nourajuku.com

    Youtube チャンネル: Angel Seraphim

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  • 2021年にオペラ・デビュー30周年を迎える中嶋彰子は、今までに52の主役級オペラロールを上演した、国際的ベテラン・ソプラノ歌手である。北海道生まれ。15歳で渡豪し、シドニー大学・音楽院を卒業。1990年、全豪オペラ・コンクールで優勝し、同年、シドニーとメルボルン、両オペラハウスでオペラ・デビューを果たす。92年、イタリア・ナポリのサン・カルロ歌劇場にてオペラ『ラ・ボエーム』のムゼッタ役で欧州デビュー。同年、オーストリアのインスブルック国際バロック音楽祭に出演し、中嶋がタイトルロールを歌った『アルチーナ』が欧州放送連合より最優秀賞を受賞する。99年にはダルムシュタット州立劇場にて『ランメルモールのルチア』の大役をこなし、オペラ誌「オーパンヴェルト」の最優秀新人賞にノミネートされる。99年よりウィーン・フォルクス・オーパーの専属歌手となりトップスターとして活躍。現在に至るまで、スイス、ドイツ、イタリア、オランダ、デンマーク、フランス、スペイン、スウェーデン、オーストラリア、アメリカの劇場や音楽祭に活躍の場を広げる日本を代表する国際的な日本人ソプラノ歌手である。

    日本本格デビューは、99年シャルル・デュトワ指揮 / NHK交響楽団のフォーレ「レクイエム」。その後NHKニューイヤーオペラコンサート、NHK総合番組「名曲アルバム」出演などのテレビ出演、国内の多くの交響楽団の客演、多くのオペラ出演をこなす。2013年に現在の一般財団法人群馬オペラアカデミー「農楽塾 (のうらじゅく)」を成立。海外の著名な指導者達と共に次世代の育成に力を入れる。2012年からは脚本、演出、企画プロデュースも手掛け、2017年にはスイスのシオン音楽祭にて舞台作品『夢幻能: 月に憑かれたピエロ』をプロデュース&主演、2019年には笠松泰洋作曲オペラ「人魚姫」の海外初公演をウィーンのダス・オフシアターにてプロデュース&演出する。

    第14回「出光音楽賞」受賞。AMATI所属アーティスト。ウィーン市立音楽芸術大学(MUK)舞台芸術学部声楽/オペラ科独唱専攻教授。2020年よりウィーン墺日協会音楽監督。一般財団法人群馬オペラアカデミー「農楽塾(のうらじゅく)」総監督。ぐんま観光特使。

    ホームページ: www.akikonakajima.org

    所属事務所AMATI: www.amati-tokyo.com

    農楽塾オフィシャルサイト: www.nourajuku.com

    Youtube チャンネル: Angel Seraphim

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